北中米W杯決勝トーナメント1回戦(3日=日本時間4日、米国・マイアミ)、初出場のカーボベルデが前回王者アルゼンチンを相手に延長までもつれ込む死闘を演じ、最後は2―3で惜敗した。

 初戦スペイン戦でスーパーセーブを連発し、劇的ドローを演じた立役者の40歳GKボジニャ(チャベス)が、またまた世界を驚かせた。メッシの超絶FKを横っ飛びで神セーブするなどアルゼンチンのシュートの雨あられを懸命にしのぐ。最後は延長戦の死闘の末に2―3と屈したが、世界から歴史的一戦と称賛が相次いでいる。

 そして試合後、ピッチ上で両チームのヒーローがガッチリと握手。ボジニャに対してメッシが熱く語りかけている場面が見られた。

 チェコメディア「デーリー・スポーツ」は「試合後、リオネル・メッシがヴォジーニャに語った言葉が明らかになった。伝説的な選手からの敬意」とボジニャがメッシから贈られた言葉を明かしている様子を伝えた。

「感情的な緊張感と準々決勝進出をかけたシ烈な戦いの中、アルゼンチンのリーダー、リオネル・メッシは、対戦相手に敬意を示す瞬間を見出した。試合終了のホイッスルが鳴った直後、彼はカーボベルデのゴールキーパー、ボジニャに近づいた」。そしてボジニャはこう語った。

「私が彼に近づいたのですが、私が何かを言う前に、彼は私を抱きしめて『素晴らしい仕事ぶりだ。君は素晴らしいゴールキーパーだ。君の故郷の人々は、君を誇りに思うべきだ』と言ってくれたんです。レオからこんな言葉を聞けるなんて、本当に信じられない気持ちです」とボジニャは明かした。

 その後「ボジニャは、この思い出深い試合の記念として、アルゼンチン代表キャプテンにユニホームを譲ってほしいと頼んだとも語った。メッシは笑顔で承諾し、トンネルエリアでユニホームを渡すと約束。このエピソードは、真のスポーツマンシップを示す形で幕を閉じた」と同メディアは2人の友情を伝えた。

「カーボベルデ代表のゴールキーパーは、2026年のワールドカップで伝説となった」。今大会で最大のブレークを見せたカーボベルデの守護神は、最後まで主役だった。