北中米W杯決勝トーナメント1回戦(3日=日本時間4日、米国・マイアミ)、初出場のカーボベルデが前回王者アルゼンチンを相手に延長までもつれ込む死闘を演じ、最後は2―3で惜敗した。

 初戦スペイン戦で劇的ドローを演じ、今大会で台風の目になっていたカーボベルデがまた世界を魅了した。アルゼンチンに対して堂々の打ち合いを見せてリードを許しながらも2度追いつく執念の大熱戦。最後は勝ち越されたが、世界中から拍手喝采だ。

 なかでも世界を驚かせたのが、DFシドニー・ロペスカブラル(23=トラブゾンスポル)の〝超絶ゴール〟だ。

 1―2で迎えた延長前半13分、左サイドから中にカットインしながら右足を振りぬくと、ものすごいスピードを維持したまま孤を描き、GKの手が絶対に届かない弾道でサイドネットにズドン。驚がくのスーパーシュートにSNS上では世界中のファンやサポーターが熱狂し、日本でもXで関連ワードがトレンド入りするなど脚光を浴びた。

 今大会ナンバーワンゴールの呼び声高いスーパーゴールで、ロペスカブレルの市場価値が早くも急騰の気配を見せている。

 ポルトガル1部ベンフィカから今夏にトルコ1部トラブゾンスポルへ移籍したばかりだが、トルコメディア「サンフラワー・トラブゾン」は「トラブゾンスポルはシドニー・ロペスカブラルを1000万ユーロ(約18億5000万円)で獲得した。ワールドカップでの活躍を受けて、その3~4倍の価格で売却する見込みが極めて高い」と報道。移籍金の相場が約74億円にまで急上昇する可能性を示した。

 その上で「会長はおそらく喜んで銀行に向かうことだろう」と同メディアは指摘。最強アルゼンチン相手の一撃により、トラブゾンスポルが早期の売却を検討すると強調した。

 カーボベルデでは守護神の40歳GKボジニャ(チャベス)が神セーブ連発でインスタグラムのフォロワー数が2000万人を突破するなど注目されているが、また一人、スーパースターが誕生した。