弁護士の八代英輝氏が4日、関西テレビ「ドっとコネクト」に出演。サッカー北中米W杯で1次リーグ敗退に終わった韓国代表・洪明甫(ホン・ミョンボ)監督への猛バッシングについてコメントした。

 今大会で韓国が入ったA組は、同国で〝蜂蜜組〟と称されるほど比較的くみしやすい相手がそろい、1次リーグ突破は確実とみられていた。しかし、敗退が確定すると韓国国民の怒りが爆発。李在明大統領も自身のSNSで「無能な人を指揮官に選べば、結果は火を見るより明らかだ」と洪監督を名指しで批判した。

 SNSでは〝誹謗中傷〟や〝デマ〟がまん延し、「ホン・ミョンボ立入禁止」と記された張り紙が店舗や一般家庭にまで登場する異常事態に発展。現地報道によるとソウル地方警察庁の首都捜査本部は、韓国サッカー協会会長らが代表チームの監督選任に不適切な介入を行ったとする告発事件をソウル警視庁の担当課に移送したという。

 このニュースに八代氏は「一見、私たちから見ると、集団ヒステリーの行き過ぎのように見えてしまうところがあるんだと思いますけども」と切り出しつつ、「やっぱり韓国の格差社会であったり、試験至上主義、能力至上主義っていう中で、皆さん試験の問題、勉強とかでもものすごい苦しんでるわけですよね」と指摘。

 続けて「一方、スポーツ界っていうのは、あまねく財閥と癒着関係にあって、サッカー界はヒュンダイグループが多額の投資をして。ですからヒュンダイと近い人が、こういった人事で優遇されるとなると、国民は裏切られたという気持ちがすごい強くなる」と分析した。

 また、朴槿恵政権下の国政介入事件の中心人物チェ・スンシル氏の名を挙げ「あの娘さんが馬術の韓国代表に不正に選ばれたっていうので、ものすごい韓国国民は激怒ったじゃないですか。それと構図が似てますね。それと、こういった社会批判を受けた問題がすぐ刑事事件化するっていうのも、韓国社会の特徴の一つかなと思います」と解説した。