北中米W杯決勝トーナメント1回戦(29日=日本時間30日、米国・ヒューストン)でブラジルに1―2で敗れた日本代表・森保一監督(57)の〝後継者〟となる2030年W杯を目指す指揮官は日本人指導者が最有力となった。

 関係者らによると、日本サッカー協会・技術委員会は次期日本代表監督については幅広い視点で探していく方針。ただ代表指揮官を8年間も務めた森保監督がイレブンとコミュニケーションを深めた手腕と、その結果を高く評価していることから、後任には選手と母国語で意思疎通が図れる日本人指導者が再優先される見通しという。

 そこには、22年カタールW杯を含めて2大会連続で1次リーグ突破を果たした森保監督の続投プランも出ている。選手からの信頼度も高く結果も残していることが理由だ。28年ロサンゼルス五輪出場を目指しているU―21日本代表の大岩剛監督(54)も、これまでの実績から有力候補の一人となる。

Uー21日本代表の大岩剛監督(左)と長谷川健太氏
Uー21日本代表の大岩剛監督(左)と長谷川健太氏

 また昨年までJ1名古屋を指揮していた長谷川健太氏(60)も候補に挙がっているという。関係者は「選手としての実績に加えて長年Jクラブの監督を務めてきて複数のタイトルを取っている。クラブでは久保(建英=レアル・ソシエダード)や堂安(律=Eフランクフルト)を指導した経験もある」と語った。

 外国人指導者ではJ1横浜Mやセルティック(スコットランド)を指揮した元オーストラリア代表監督のアンジェ・ポステコグルー氏の名前も取り沙汰されている。しかし「ポステコさんはトットナム(イングランド)の監督をやって年俸が大幅に上がったから協会の予算には合わない。そこは難しい」(同関係者)と指摘した。

 技術委員会では北中米W杯の戦いなどを検証した上で次期代表監督を選考していくが、森保続投も含めて今後の選考が気になるところだ。