〝本田ジャパン〟爆誕へ期待が高まっている。北中米W杯で日本代表は32強で敗退し、チームは2日に帰国した。日本サッカー協会は森保一監督(57)に続投を要請する方針を固めているが、そこに横やりを入れたのが元日本代表MF本田圭佑(40=ジュロン)。以前から強い意欲を示す日本代表監督に、この日改めて立候補を表明した。日本代表のW杯総括会見では協会側が本田について言及する場面も。ライセンス問題のため直近の実現は難しいが、協会内では待望論もある。
森保ジャパンは北中米W杯決勝トーナメント1回戦ブラジル戦(6月29日、米国・ヒューストン)で1―2と逆転負けを喫し、無念の終戦。それでもチームづくりや戦いぶりは高く評価されており、協会は森保監督に続投を要請する方針。U―21日本代表の大岩剛監督らが挙がる後任候補への早期の体制移行も視野に入れ、1年などの短期契約も浮上している。
そうした状況に反応したのが本田だ。この日、自身のXで「賛否あると思うけど言わせてもらいます」とした上で「森保さんに1年契約の継続オファーをしてるというニュースを見たけど、そんな次の監督候補が見当たらずのつなぎのオファーなら、僕を1年試してみてください。もしアジア杯で負けたら問答無用でクビにしてくれていい。その勝負に受けて立ちます」と立候補した。
日本代表監督に就任するためには、最上位の指導者資格「JFA Proライセンス」(旧S級ライセンス)の取得が必要となるが、本田はまだ有しておらず、制度に異論を唱えて取得する考えも全くないと宣言している。
一方で〝代表監督〟としての実績はある。2018年8月にカンボジア代表のゼネラルマネジャー(GM)を兼務しながら「実質的な監督」に就任。4年半近くにわたって公式戦で指揮を執った。
本田の〝逆オファー〟が脚光を浴びる中、この日行われた日本代表の会見ではその件について質問が飛んだ。山本昌邦技術委員長は「意気込みというか、気持ちは重要なこと。(宮本)会長からもあったが、いろいろな角度から検証して、監督人事というのはステップを踏んで決まっていくもの。今のお話はしっかりと受け止めて、本当に才能のある人だと思うので、そういう気持ちを持ってもらっているのは、サッカー界全体にとっていいアピールだと思う」と言及。「すぐに返事はできないが、将来的に目指していただきたいタレントの一人だと思っています」とライセンスがない状況もあり、慎重な回答だった。
ただ、実は協会内でも〝本田待望論〟がある。
協会幹部の一人は大会前に、次の日本代表監督について「本田が一番いい」と本音を吐露。「監督としての素質は間違いなくある」と長年日本代表のエースとして君臨し、今なおピッチ外でも絶大な影響力を誇るカリスマ性やリーダーシップは、W杯優勝を目指す指揮官として適任だと高く評価していた。
しかし、やはり立ちはだかるのはライセンス問題。特例は認められないとして同幹部は「もちろんライセンスがないとできない。四の五の言わずに、まずはライセンスを取ったほうがいい」とも語っている。
本田ジャパンの誕生は、本人の翻意が一番の近道かもしれない。












