J1福岡が敵地で今季初の90分勝利をつかんだ。5日に行われた明治安田J1百年構想リーグWEST第9節でアウェー広島戦(Eピース)に臨み、1―0で勝利。最下位に低迷していたチームが浮上への足がかりとなる勝ち点3を手にした。広島相手のリーグ戦勝利は、2021年4月のアウェー戦以来となった。
試合は前半16分に動いた。サイドからの攻撃でチャンスをつくり、DF辻岡佑真のクロスにMF橋本悠が頭で合わせて先制。練習で積み重ねてきた形からゴールをこじ開けた。
その後は広島に押し込まれる時間帯が続いたが、最後まで集中を切らさず対応し、その1点を守り切った。今季初の無失点で試合を締めくくったことも、大きな収穫となった。
守備では苦しい時間帯もあったが、全体で粘り強く対応した。塚原真也監督は「90分での勝利がなかったので、それを目指した。シュートも多く打たれたが、全員が泥臭く守り切った」と振り返り「練習してきた形で奪ってカウンターにつなげられた」と一定の手応えを口にした。一方で「決めきるところはまだ足りない」とも指摘し、複数回あった好機を仕留め切れなかった点を課題に挙げた。
決勝点の橋本は「練習通りの形。日頃の積み重ねが結果につながった」と振り返り「常に準備はしていた。先制点の重要性を改めて感じた」と手応えを口にした。さらに「コミュニケーションが増えて、誰が出ても同じように戦える感覚がある」とチームの変化にも言及。「90分集中してやれば、どんな相手でも勝てる」と前を向いた。
無失点での勝利、そして今季初の90分勝利。苦しい序盤戦を戦ってきたチームにとって、苦手としてきた相手を敵地で破った意味も含め、次につながる内容と結果を伴った一戦となった。












