J1福岡は21日、明治安田J1百年構想リーグWEST第8節でホームG大阪戦(ベスト電器スタジアム)に臨み、2―2から突入したPK戦を14―13で制し、7連敗を阻止した。最下位の福岡が首位G大阪を相手に勝ち点2を手にした。PK戦はJリーグ最長となる15人目での決着となった。

 泥沼の連敗からの脱出をかけた一戦は、前半11分に相手のFWデニス・ヒュメットに決められて先制を許す苦しい入りとなった。それでも同22分、セットプレーの流れからDF辻岡佑真が押し込み同点。しかし、同42分、GKのこぼれ球をFWウェルトンに押し込まれて再び勝ち越しを許し、1―2で前半を折り返した。

 後半は福岡が押し返す展開となり、攻撃の時間を増やしながら同点を狙い続ける。一進一退の攻防が続く中、終盤までゴールを奪えない時間が続いたが、後半アディショナルタイム、再びセットプレーの流れから辻岡佑真がこの日2点目となる同点弾を決め、土壇場で試合を振り出しに戻した。

2得点の活躍を見せたJ1福岡のDF辻岡佑真
2得点の活躍を見せたJ1福岡のDF辻岡佑真

 勝負はPK戦にもつれ込み、両チームが成功を重ねる中で15人目までもつれ込む死闘に。福岡は最後まで集中を切らさず14―13で競り勝ち、ホームで連敗を止めた。

 塚原真也監督は「ホームで勝てたことは非常にうれしい。ここ数試合勝てていなかったので、まず結果を出せたことは良かった」と振り返り「首位相手にも負けていない戦いができた」と内容面を評価。その一方で「失点はコミュニケーションで防げた部分もあった」と課題も挙げた。

 2得点の辻岡は「こぼれ球が目の前に来たので思い切って折り返したら入った。2点目もコースが見えたので、流し込めた」と振り返り「同点にして勝ち点3を取りに行こうという気持ちだった」と強調した。