明治安田J1百年構想リーグ第14節(3日)、町田がアウェー鹿島戦に1―1からのPK戦の末に敗れた。3月18日の前回対戦は0―3で完敗だったが、この日は先制点を許す展開から接戦に持ち込んだ。

 4月25日のアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)決勝でアルアハリ(サウジアラビア)と対戦。初制覇はならなかったものの、完全アウェーを経験したことでチームには変化があった。

 この日は選手たちが敵地の大観衆(3万1742人)の前で最後まで集中力を切らさずにプレー。試合後に黒田剛監督(55)は「あの(ACLE)決勝戦を経験すると、Jリーグのどのスタジアムに行っても、そんなに大きなプレッシャーも感じない。あの時はペットボトルから何からバンバン飛んできて、いろいろなものをぶつけられた。あれを経験すると(この日は)選手たちはそんなに重く感じていなかったと思うし、自分たちのプレーに集中してできた」と収穫を口にする。

 DF岡村大八(29)も「はっきり言って慣れましたね。もうあの6万人の歓声を超えるものは、僕のサッカー人生で今後ないのではと思うくらい。今日も多くの人が入っていたが、全然圧力を感じなかった」とメンタルのたくましさをのぞかせた。

 その岡村は、ACLE決勝でイングランド代表FWイバン・トニーとのマッチアップを経験。「守備の部分ではしっかり戦えることは分かった」と自信を得た一方で「そこ以外の部分で、もっと彼らに近づけるようにやらなければ。スピードと前線につけるボールがもっと良くなければ、もっと上を目指せるのではと思う」と課題を挙げた。

 その上で「これを良い経験だったと言わないで、またあのピッチに立って今度は優勝するために、これからの時間を過ごしていかなければいけない」と力説。中東の地でつかんだ経験を糧に、さらなる飛躍を目指していく。