【FIFAワールドカップ】世界を騒然とさせている日本代表MF三笘薫(25=ブライトン)の〝1ミリクロス〟が再び炸裂なるか――。カタールW杯決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦(5日=日本時間6日)に向けて森保ジャパンは対策を進め、相手守備陣の〝弱点〟を丸裸に。勝負を分けるキーマンの三笘は、大きな脚光を浴びる劇的クロスを再現して難敵を撃破する覚悟だ。
森保ジャパンが目標に掲げる「8強以上」に王手をかけたクロアチア戦。合言葉の〝新しい景色〟を見るために、チームは着々と準備を進めている。大きなポイントがクロアチアの意外な〝穴〟だ。それはDF吉田麻也(シャルケ)がサウサンプトン時代、MF南野拓実(モナコ)がリバプール時代にそれぞれ同僚だったDFデヤン・ロブレン(ゼニト)だ。
元同僚について南野は情報共有をしているとした上で「ロブレンは世界最高のセンターバックの一人。今はベテランだけどチームの中心選手。簡単にはやらせてくれないと思う」と警戒。その一方で、南野からアドバイスを受けた最前線のFW前田大然(セルティック)は「拓実くんから『背後に抜けた時のボールの処理がうまくない。後ろからプレッシャーをかければチャンス』と聞いているので、それができればと思う」と明かした。
ロブレンは強じんなフィジカルを前面に出した対人プレーの強さを売りにするが、凡ミスも多く特に守備ラインの裏を狙ったパスへの対応は〝弱点〟だという。森保ジャパンのFW陣は裏を突く攻撃を得意とするだけに、ロブレンを徹底的に揺さぶる構えだ。
また、後半勝負の森保ジャパンで圧倒的な存在感を放っている三笘は対峙する相手の右サイドバック、DFヨシプ・ユラノビッチ(セルティック)の情報を所属クラブで同僚の前田から入手。「今日ちょっと話を聞いた。対人に強いけど『まあ大丈夫、イケる』と言われた」と三笘のドリブルなら突破可能と太鼓判を押されたという。
今回もキーマンになりそうな三笘だが、1次リーグ最終戦のスペイン戦でMF田中碧(デュセルドルフ)のゴールをアシストしたクロスがいまだに世界で波紋を呼んでいる。ラインを割ったかに見えたボールはわずか1・88ミリ残していたが、〝当事者〟のスペインやドイツのメディアを中心に世界中で判定が物議を醸している。
そのことには「1・8ミリでもインはインなので、それはどう考えてもインだと思う。負けているチームはそういうふうに言うのは仕方ない。何も気にしていない」とキッパリ。クロアチア戦に向けて「そういうギリギリの勝負の中で勝敗がつくのがW杯。それを身に染みて感じているので次もそういう勝負になる」。勝敗を分けるきわどい瞬間を再び制して日本中に歓喜をもたらす覚悟だ。










