【FIFAワールドカップ】森保ジャパンの生死を分けたMF三笘薫(25=ブライトン)の〝ミリアシスト〟が大きな物議を醸している。

 1日のスペイン戦で1―1の同点となった直後の後半6分に、右サイドから送られたMF堂安律(フライブルク)からのクロスが左サイドのゴールラインを割ろうとした瞬間、三笘がギリギリ左足で折り返してMF田中碧(デュッセルドルフ)が押し込んだ。主審はゴールを取り消しかけたが、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)の結果、得点が認められた。

 だが、試合後に三笘が「本当に1ミリ」と振り返ったように、一見するとゴールラインを割ったかのように見えたため、世界中で議論がぼっ発。このゴールがなければドイツの1次リーグ突破もあっただけに、波紋を呼んでいる。

 国際サッカー連盟(FIFA)が声明を発表する事態にもなったが、VARで精細に検証した結果で、もちろんゴールは正当なもの。本紙評論家の元日本代表MF前園真聖氏(49)は「VARがあったからこそ、しっかりと得点が認められたと思う」とした上で「スペインの選手が追うのをやめた中で、田中は足を止めませんでした。最後まで諦めず集中していたことがすばらしいです」と三笘を信じた田中の動きを称えた。

 また、森保監督は「本当に数ミリの折り返しというところ。ミリ単位で天国か地獄かというところは本当にすばらしい、諦めないプレーをしてくれた」と三笘の姿勢を高く評価していた。