北中米W杯開幕戦となった1次リーグA組初戦(11日=日本時間12日、メキシコ市)、かつて日本代表を指揮したハビエル・アギーレ監督(67)率いる開催国のメキシコが南アフリカに2―0で快勝したが、選手たちを押しのけて〝主役〟となったのがブラジル人主審のウィルトン・サンパイオ氏だ。
この試合は、3人の退場者が出る異例の展開となった。今大会ではビデオアシスタントレフェリー(VAR)からオンフィールドレビューを経て、主審が場内に判定理由を説明する機会が設けられることになり、さっそくその瞬間が訪れた。しかし、そこで注目されたのがサンパイオ氏の英語力だ。
ブラジルメディア「グローボ」は「審判の英語がブラジル人を困惑させ、同時に笑わせる。選手たちは審判のウィルトンの英語での指示を理解できず、ブラジルのファンは面白がっている」と〝爆笑シーン〟として話題になっていることを取り上げた。
「南アフリカの人々はW杯開幕戦のメキシコ戦におけるブラジル人審判のコミュニケーションに困惑している。ブラジル代表として審判を務めたウィルトン・サンパイオは、アステカスタジアムで英語で判定を発表し、混乱を招いた。南アフリカの選手たちは困惑した表情を見せ、これがまた新たなインターネットミームを生み出した」と強烈なツッコミを入れる。
問題の場面について「後半36分、ウィルトン主審はVARの指示を受け、ミッドフィールダーのズワネ選手のプレーを検証した。主審は、ズワネ選手がメキシコのアルバラード選手をファウルしたと判断した。レッドカードを提示する前に、主審は英語でスタジアム全体に判定を伝えた。しかしその時、ズワネをはじめとする南アフリカの選手たちは、何が起こっているのか理解できていないようだった」とサンパイオ氏の英語の発音のクセが強すぎて説明を英語圏のほとんどのファンが理解できず、会場全体に伝わったのは最後に発した「レッドカード」の一言だけだったと皮肉った。
同メディアはブラジルでの反応を紹介。「1試合(1先発) 3枚のイエローカード 3枚のレッドカード 22回のファウル判定 1回のVAR確認 1回の本格的な英語講座」「ウィルトン・サンパイオが英語でつまずいて、スタジアム中に聞こえる」「ウィルトンがストリートの英語で歴史を作っている」などとやゆする声が続出しているという。
大観衆の前で判定を説明する機会がある今大会は、審判たちの英語力も試されそうだ。












