新日本プロレス3日の大阪大会で、高橋ヒロム(32)が5日エディオンアリーナ大会で行われる「インクレディブルマッチ」へ向けた強すぎる思い込みを明かした。

 ヒロムは来年1月4日東京ドーム大会で、エル・デスペラード、マスター・ワトとともに4WAY形式でIWGPジュニアヘビー級王者の石森太二に挑戦する。これに先駆けて5日大阪大会ではこの4人が「インクレディブルタッグマッチ」として、抽選でパートナーを決める形式のタッグマッチに臨む。それぞれが違うユニットに属するため、誰と誰がパートナーになるのか注目が集まっている。

 その趣旨を理解しているのかしていないのか、ヒロムはシリーズを通じて勝手に参加選手に共闘と呼びかけてきた。何をどう呼びかけても結局はくじ引きなのだから無意味で、当然のように誰からも相手にされてこなかった。

 この日の大会では内藤哲也、SANADAと組みワト、成田蓮、アレックス・ゼイン組と対戦した。ワトに強烈なチョップを叩き込み、変型ドラゴンスクリューを決めるなど軽快な動きで好調をアピール。最後は内藤のトルネードDDTをアシストしてチームの勝利に貢献した。

 インクレディブルタッグマッチのパートナーを決める抽選会は大会前日の4日に行われる。ヒロムは「このシリーズを通して『タッグを組みましょう』ってやってきました。でも、誰も反応しない。誰も組んでくれない。分かってるんだよ。俺だって分かってるんだよ。どうせここで握手が成立したとしても、結局クジ引きで決めるんだろ? 分かってんだよ、俺だって!」と、誰もが分かっていることを改めて確認。

 しかしその直後に「俺は組む人を決めました。明日、発表します。たとえクジの結果がどうなろうと、俺はその人としか組まない! クジ引きなんて関係ない! 俺は組みたい人間と組む! もう俺は組む人間を決めている」と、その前提を覆してしまった。

 頑固なんだか単に物わかりが悪いんだか錯乱しているのかよく分からない発言に周囲が困惑するなか、一度控室に戻ったはずのヒロムは再びコメントスペースに登場。「オイ! 一つ、一つだけ言うこと忘れてたよ! 明日、俺の中では組む人間、決まってるからな!」と、同じことを言って引きあげて行った。

 これでようやく終わりかと思いきや、それから30秒後にまたもコメントスペースに戻ってきてしまう。「オイ! ちゃんと撮れたか。放送になってんだろうな? 伝わってるか、俺の言いたいこと! 俺が組む人間は決まってるってことなんだよ! 俺の中で決めてんだよ! だからクジとか関係ねえ! 俺が組みたい人間と組む! それだけなんだよ。ちゃんと伝わってるか? 伝わってるかーッ! 俺は組みたい人間と組む。それだけだ」と、やはり同じことを言い残して今度こそ控室へ消えた。こんなに不毛なコメントは、なかなかお目にかかれるものではない。