ソフトバンクは17日のオリックス戦(京セラ)に7―1で快勝し、悲願のリーグ3連覇を成し遂げた。今季の鷹投手陣において、欠かせない存在だったのが上茶谷大河投手(30)。DeNAから移籍2年目の今季は救援として開幕を迎えると、様々な役割でチームに貢献した。7月中旬からはローテーションに加わり先発で4勝。8勝2敗、防御率3・25という数字以上の貢献度を誇り「大車輪の活躍」という声も聞こえてくるほどだった。
ブルペンから先発陣まで、持ち前のキャラクター性とコミュニケーション能力を生かして、グラウンド外でもチームを盛り上げた。そんな上茶谷は今季途中から新たな〝顔〟を持ち始めた。それが「ラジオパーソナリティー」だ。右腕は自ら球団にラジオ企画を売り込み。「意外と需要あるんじゃないかなと思って」と見事に〝採用〟を勝ち取り、先発陣らと軽快なトークを繰り広げている。
ファンを喜ばせる右腕らしい取り組み。その一方で、一定のリスクも抱えている。誹謗中傷が問題となる昨今のSNS時代。野球で成績が振るわなければ、心無い声が浴びせられる可能性がある。
それでも上茶谷は全力でちょけることをモットーにしている。「モノマネしたり、ラジオやったり、ファンフェスで暴れたり。僕みたいなキャラクターって、どうしても野球で成績がつかないと叩かれてしまう」と冷静に自身をとらえた上で「それでも『やってほしい』という声がある以上はやりたいし、うれしい」と語った。「打たれたら叩かれるぞっていうのはもう百も承知です」。リスクを理解した上で、ちょける。それがエンターテイナー・上茶谷だった。
「(ラジオは)僕が現役を引退するまでやります。もっともっと質を高めて」。上茶谷は懸命に右腕と口を動かし続ける。












