中日が12日のDeNA戦(バンテリン)で5本のソロアーチを浴び、3―6の逆転負け。8回3安打1失点に抑え込まれたDeNA先発・東克樹投手(30)には、通算20敗目(3勝)を喫した。

 東に今季4敗目(1勝)となった井上一樹監督(55)は「テンポよく投げているということは自分の投球ができているという証しなんでしょうけど、ペースを作らせてしまった感はある」と渋い表情。「うちも複数回対戦して球の軌道を頭に入れつつ、研究してやってはいるけど東投手にもう一つ踏み込めなかった」と唇をかんだ。

 東は昨年(2025年)の中日戦では4勝0敗、防御率0・60、24年も4勝0敗、防御率0・70、23年は3勝0敗、防御率1・85とずっと中日をカモにしている。球団内からも「東に20敗!? 異常でしょう。うちに対してすごくいいんですよ」と天敵にやられっぱなしの状況には、嘆き節が出ている。

 8月7勝3敗と好調で14年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)出場も視野に入ってきた中日だが、やはり最大の障壁はリーグトップの得点力を誇る3位のDeNAだ。ホーム・名古屋でDeNAと対戦するのは今回の3連戦が最後となり、8月末から9月にかけて行われる5試合は全て敵地・横浜でのゲームとなる。それだけにOBの間からは「早いうちに(DeNAに)並んでおかないと苦しくなる」という声も出ていた。

 この3連戦で一気にゲーム差を縮めたいところだったが、大事な一戦で天敵・東にまたも苦杯をなめてDeNAとは4ゲーム差。昨年まで5年連続でDeNAに負け越している中日だが、このままだと6年連続負け越し、そして屈辱の14年連続CS出場なしが現実味を帯びてくる。