まさか〝ロサンゼルス帝国〟の大放出が始まるのか――。米全国紙「USA TODAY」は12日(日本時間13日)、ドジャースの会長兼コントローリングオーナー、マーク・ウォルター氏(66)が、NBAレイカーズの支配権を投資家ジョシュ・クシュナー氏(41)と元ウォルト・ディズニーCEOのボブ・アイガー氏(75)らに売却する見通しとなったことを受け、「ドジャースとスパークスも売却するのか」と報じた。
ウォルター氏は昨年10月30日(同31日)、バス家からレイカーズの支配権を取得。球団価値は約100億ドル(約1兆5900億円)と評価された。それから1年にも満たない今回、ESPNによればクシュナー、アイガー両氏側は120億ドル超(約1兆9100億円超)というスポーツチーム史上最高額の評価額で買収に動いた。
中でも目を引くのがクシュナー氏の存在だ。兄のジャレッド氏はドナルド・トランプ米大統領の娘イバンカ氏の夫。つまり新たな買い手は「トランプ家につながる」大物実業家となる。クシュナー氏とアイガー氏は当初、NBAが検討するラスベガスへの新規球団参入を視野に入れていたが、一転して名門レイカーズへ照準を変更した。
そこで野球ファンにとって気になるのが、ウォルター氏のスポーツ資産整理がドジャースにも及ぶのかという点だ。ウォルター氏率いるグッゲンハイム・ベースボール・マネジメントは2012年5月、21億5000万ドル(約3420億円)でドジャースを買収。以降、豊富な資金力を背景に強豪へ押し上げてきた。WNBAスパークスも別の投資グループを通じて14年から保有している。
ただし「USA TODAY」は、今回のレイカーズ売却は単独の動きとみられると指摘。米スポーツ専門局「ESPN」のラモーナ・シェルバーン記者もウォルター氏が「ドジャースを売却しない」と伝え、米有力紙「ニューヨーク・タイムズ」傘下の「ジ・アスレチック」もスパークスを手放さないとの見方を報じた。
わずか1シーズンでレイカーズから手を引く異例のスピード売却。それでも現時点で「ドジャーブルー」まで売り札が下がったわけではない。巨大スポーツ帝国の一角を突然手放したウォルター氏の次の一手に、ロサンゼルスの視線が集まっている。












