ホワイトソックス・村上宗隆内野手(26)が3日(日本時間4日)、ガーディアンズとの地区シリーズ第1戦でポストシーズン1号となる豪快な2ランを放ち、3―0の完勝に導いた。

 待望の一発が飛び出したのは0―0だった4回無死一塁で迎えた第2打席。相手先発左腕・メシックが初球に投じた内角高めへのシンカーをフルスイングで捉え、美しい放物線を描いた440フィート(約134メートル)の打球は左翼席に飛び込んだ。村上は打った瞬間に柵越えを確信。相手バッテリーも同様でメシック、そして先発マスクをかぶったオースティン・ヘッジズ捕手(34)もぼう然と打球の行方を見届けるしかなかった。

 チームはそのまま試合を優位に進めて先勝。一方のガーディアンズは短期決戦の初戦を落とす痛いスタートとなった。だが、村上に打たれたのはある意味で仕方なかったのかもしれない。相手捕手のヘッジズは「彼はまさに逸材だよ」と脱帽。「どんな球種でも、どんなカウントでもホームランを打てる」と称賛し「できる限り彼のリズムを崩さなきゃいけない」と「MLB公式サイト」に語った。

 バッテリーとしては内角や外角、高めや低めといったコース、速球と変化球で緩急をつけながら打ち取る確率を上げていく。ただ、この打席では初球の出合い頭で内角に食い込むシンカーを狙いすましたかのようにスタンドに運ばれてしまった。

 ヘッジズは一人の選手としては「彼の打撃を見ているのは本当に楽しいよ」とこぼしつつ「ただ、相手が僕たちだと話は別だけどね」とも話した。ホワイトソックスにとっては主軸である村上にポストシーズン初の長打が生まれたことは喜ばしい限り。村上を目覚めさせてしまったガーディアンズにはたまったものではないが…。第2戦は5日(同6日)に同じプログレッシブ・フィールドで行われる。