ソフトバンクの前田悠伍投手(21)が12日、7月度の「大樹生命月間MVP」(パ投手部門)に選出された。4試合に先発して3勝を挙げ、防御率0・33という圧巻の数字をマーク。27イニングに投げて1失点と安定感が際立った。期待の高卒3年目左腕は開幕から無傷の10連勝中。チームの首位独走につながる快進撃が続いている。

 7月は圧倒的なパフォーマンスだった。それでも「チャーさん(上茶谷)から『あるかもよ』っていう話を少しされたくらい」と全く意識はなかったという。会見では「すごくうれしい」と素直に喜びを表現した上で「でも、ここからが大切になってくると思うので、もう一度気を引き締めてやっていきたい」と前を向いた。名誉の初受賞にも目もくれず、さらなる奮闘の先にある「新人王」を狙う。

 またパ野手部門は、近藤健介外野手(33)が3・4月度に続く今季2度目の受賞。22試合に出場して打率3割4分2厘、6本塁打、25打点、出塁率4割5分7厘、長打率6割3分2厘、得点圏打率4割2分9厘をマークして、首位固めに成功したチームを力強くけん引した。会見では「自分のイメージ、感覚がブレないことが多かった」と好調な打撃を振り返りつつ「打点はチームの勝利につながる。そういう意味で試合数を超えられたのはよかった」と満足そうだった。