ソフトバンクは11日のロッテ戦(みずほペイペイ)に16―2で大勝した。「5番・二塁」で先発出場した牧原大成内野手(33)が初回にまさかの〝アシスト弾〟を放った。

 1点を先制した直後、一死二、三塁で打席に立った牧原大。直球を引っ張りこむと、打球は外野フェンスの右翼線ギリギリに直撃した。打球が点々とする間に走者2人が生還し、牧原大は三塁へ。走者一掃の適時三塁打かと思われた。だが、ロッテベンチはフェア、ファウルの判定に対してリクエストを要求。検証の結果は変わらず、直撃した箇所が本塁打ゾーンだったとして、三塁打が本塁打に覆った。

 敵軍のリクエストにより自軍の得点が増えるという珍事。小久保監督はホークスベンチの動きについて「リクエストはしてない」と説明した。「打った瞬間、犠牲フライは間違いないと思って。(角度的にベンチからは)打球を追うことはできなかったけど、向こうのリクエストが逆にホームランになった珍しいシーンでしたね」と場面を振り返った。

 この一発で打線は勢いづき、先発全員安打の16安打16得点で大勝。優勝へのマジックナンバーは「32」と、リーグ3連覇へ着実に歩みを進めた。