パ3位の日本ハムは27日のロッテ戦(ZOZOマリン)に1―6で敗戦。残り3試合で2位・西武と1・5ゲーム差に広がる窮地となったが、輪をかけて〝見えない敵〟にも脅かされている。チーム内に感染者が出始めているインフルエンザだ。

 二刀流でチームに貢献してきた柴田がインフルエンザA型と診断され、24日にNPB感染症特例で抹消。さらにこの日は28日に先発予定だった今季12勝の加藤貴も同特例で抹消され、急きょ福島を代役に立てることとなった。2人とも10月10日から始まるCSには復帰できる見込みだが、西武とのシ烈な2位争いを繰り広げる中での投打の主力離脱は痛手だ。

 しかも、厄介なのは今後も感染による離脱者が増える可能性を否定できないことだ。今年は例年よりも早くインフルエンザが拡大。一部の医療現場では通常の数十倍の感染者が確認される異常事態に陥っている。

 となれば、集団行動を続けるチームが危険にさらされることは明白。主力にあと2、3人の感染者が出れば「下克上」を目指すCSにも暗い影を落としかねない。新庄剛志監督(54)も「インフルエンザを防ぐ方法、どうすればいいんですか? 予防接種? そればっかしは計算できないからね」と神経をとがらせている。

 チームでは今月中旬から負傷による離脱者も急増中。16日には主砲・レイエスが右太もも裏の肉離れで今季中の出場が絶望的となり、水谷も前日26日のオリックス戦(京セラ)で左手に死球を受けて骨折し、CS出場が困難な状況となった。

 この日、ソフトバンクが勝利したことで14ゲーム差に開き、10差以上でシーズンを終えることが確定。CSファイナルに進出しても、ホークスに「2勝」のアドバンテージが与えられる。次々と悪条件が重なる中、新庄監督は試練を乗り越えられるのか。