白星が先か、燃料切れが先か…。DeNAは27日の広島戦(横浜)に3―5で痛恨の2連敗。先発・片山は7回4安打2失点の好投で試合をつくったが、3―3の9回に守護神のショーン・レイノルズ投手(28)が2者連続四球を与えるなど制球を乱し、菊池に決勝の2点適時打を浴びた。

 相川亮二監督(50)は「フォアボールが全部失点に絡むという、一番最悪なパターン。ただ、ここまで頑張ってきてくれた投手たち。あと少し頑張ってもらうしかない」とかばった。

 シーズン最終盤に選手たちを襲うのは、やはり蓄積した疲労だ。ナインの一人は「ケガになっていないだけで、正直ボロボロな部分はある」とこぼす。特に9月は移動を伴う2度の大型連戦で日程も過密。さらに14日以降は延長戦が3試合もあり、総力戦で投手陣も惜しみなくつぎ込んできた。レイノルズも最大で4試合連続登板し、この日が今月11試合目のマウンドだった。

 しかし、今季から導入された〝CS新ルール〟が戦力を温存させてくれない。シーズン終了時に首位と10ゲーム差以上、または勝率5割未満だった場合、CSファイナルでは優勝チームに「2勝」のアドバンテージが与えられる。挑む側からすれば、昨季までの「0勝1敗」と「0勝2敗」からのスタートとでは雲泥の差だ。

 DeNAはCS進出こそ決めているが、シーズンの勝率5割以上を確定させるためにはあと1勝が必要。それまでは手綱を緩めることもできず、下克上で日本一を目指す相川監督は「一番しんどいところですけど、もうひと踏ん張り。また明日以降やっていきます」と〝全力投球〟の構えを崩さなかった。

 28日の同戦を終えれば、上位を走る阪神、巨人との直接対決。確定させられなければ、ますます疲労が蓄積していくだけに一日も早く「1勝」をもぎ取りたい。