待望の戦列復帰を果たしたドジャース・大谷翔平投手(32)に〝疑念〟が向けられている。

 大谷は23日(日本時間24日)の本拠地パドレス戦で「2番・DH」で先発出場。初回の第1打席は右前打、7回には中堅フェンス手前への大きなフライも放った。一方で4回二死満塁の場面では空振り三振、9回も一死無走者で空振り三振に倒れ、4打数1安打、1四球、2三振だった。

 ロバーツ監督は相手先発が左投手の場合は、1番に好調を維持する右打者のベッツを、右投手の場合は大谷を起用する方針を口にしていた。相手の右左によって不動の1番打者だった大谷の打順を動かす措置に、地元紙「カリフォルニア・ポスト」は「何かがおかしい」とし「大谷が健康な状態、またはそれに近い状態であれば、野球界最高の選手だ。ドジャースは大谷がポストシーズンでその役割を果たせると信じていたのであれば、彼をいつもの打順から動かすことはなかっただろう。チーム内の他の選手の状態や、相手投手が右か左かなど問題にならなかったはずだ」と違和感があると報じた。

 大谷の状態が万全に近ければ、相手に合わせた起用法を模索する必要などない。打順を動かしたことこそが、大谷の健康状態に一抹の不安があることを物語っているというわけだ。

 同紙は復帰戦の大谷の打席内容にも「普段はアグレッシブな大谷が打撃であれほど我慢強く振る舞ったのは、スイングを控えて腕を守ろうとしたからだろうか? 打球が外野フェンスを越えなかったのはバットの先端だったからなのか、全力を出せなかったからなのか? 三振に終わった2打席をどう評価するべきだろうか。(4回は)シンカーに反応が遅れた。(9回は)手も足も出ない様子で3球で三振に倒れた」と矢継ぎ早に突きつけ「大谷はこれらの疑問に答えることはなかった。記者団にクラブハウスが開放された頃には、大谷はもういなかった」と伝えた。

 すでに地区優勝とポストシーズン進出を決めているチームにとって、本番はこれから。ワールドシリーズ3連覇へ大谷の爆発は不可欠だが――。