元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が7日、関西テレビ「ドっとコネクト」に出演。巨人の松井秀喜新監督に期待することを語った。

 松井監督への感想を求められた一茂は、「松井監督と、父親のエピソードを少し話させて」と新監督と長嶋茂雄さんの逸話を披露。

「ニューヨーク・ヤンキースに行ったときに、ちょっと不振が続いたときがあったんですよ。で、そのときに、国際電話で父親に電話をしてきて、松井君がね。『ちょっとスイングが乱れてるんですけど』って言って。親父がその場で電話越しだよ。『ちょっと振ってみろ』って言って。振ったときの音って出るじゃないですか。風を切り裂く音。これをずっと受話器を近くに置いて聞かせてて。僕が聞いたのは1時間なのか1時間半なのか、途中でバットが空気を切り裂く音が変わったらしいんですよ。で、そのときに父親が『それだ! それで行け』って言って。3連続ホームラン打ったときあったでしょ、3本。それ、その前日だったらしい」

 このエピソードを踏まえて一茂は「つまり何を言いたいかというと、長嶋茂雄も勘の人じゃないですか。感性じゃないですか、ロジックよりも。だからその感性についていった一番弟子が松井監督なんです。だって普通の人、今の僕の話、理解できます? 音が変わって『それで行け』っていうその感性。それでなおかつ次の日3本ホームラン打つっていう結果を出す。っていうことはつまり常人離れしてるでしょ。普通じゃないじゃない。だからそこの感性を松井監督は持ってたということですよ」と分析し、「だからそれプラスロジックも当然、両方であるので。僕は指導力としては相当高いなっていうふうに思いますよ」と太鼓判を押した。

 また、共演者から「個人の技術に加えて、戦略でも感性が大事になってくる?」と質問された一茂は「そこはもちろんね、データ重視の部分も当然あるでしょうし、傾向っていうのがあるわけですから。当然チームによって弱点も見えてきますし。そこは今年まで監督やった橋上(秀樹)代行ががいろいろデータを持ってきて。彼は野村監督のID野球イムズがありますから。そこが融合して、すごくいいチームになるなって」と返答。

 その上で「まあとにかくプロ野球は〝一強十一弱〟ですから。全部弱いんですから、ソフトバンク以外。だから来年は、ソフトバンクをどうやって倒すかっていうことでね。それの筆頭にジャイアンツになってくれたら、俺はうれしいなと思うんです」と期待を寄せた。