ドジャースからFAとなった最強左腕、タリク・スクバル投手(29)の動向が高い関心を集めている。

 昨季まで2年連続でサイ・ヤング賞を獲得したスクバルは、今オフのFA市場で最大の目玉。山本の3億2500万ドル(約465億円=当時)を超える投手最高額の契約が見込まれ、大型契約を連発してきたドジャースも有力候補であっても再契約の確証は得られない。しかも12月1日(日本時間2日)には現行の労使協定が失効する。新協定の交渉は平行線をたどったままでロックアウトに突入する可能性が高く、今後は不透明感も漂っている。

 スクバルが他球団に流出した場合、ドジャースはどうするのか。先発ローテーション、チーム全体に与えるダメージは計り知れない。当然、スクバルほどの実績と実力を備えた投手はいないため、1人の補強で〝穴〟が埋まるわけもない。それでもマイナス分を補てんする一定の補強は不可欠となってくる。

 米サイト「ラウンドテーブル」は6日(日本時間7日)、「スクバルが他球団と契約した場合、ドジャースは今永昇太に目を向けるべきだ」との主張を並べた。カブスでの3シーズンで通算35勝を挙げた今永は、現在FAとなっている。今季は先発した32試合で174回1/3を投げ、11勝10敗、防御率3・77。ナ・リーグでワースト2位となる被本塁打35などがネックとなっているものの、ローテを回してきた安定感が光る。

 同サイトは「ドジャースは左腕の今永を先発ローテに加えることで、卓越した制球力とチーム文化への適応力を生かし、先発陣を固めることができるだろう」と指摘し、ローテはエースの山本を筆頭にスネル、グラスノー、大谷、佐々木、そして今永が名を連ねると占った。

 ドジャースでは負担を分散させる観点から6人ローテを採用することが多く、すでに日本選手も3人在籍している。チームになじむにも時間はかからなさそうだが、日本出身の投手がローテの6分の4を占める日は訪れるのか――。