阪神・藤川球児監督(46)が6日に高知・安芸市営球場で行われた秋季キャンプで、高卒4年目・門別啓人投手(22)にカットボールの磨き上げを求めた。

 この日、指揮官はブルペンで投げ込んだ左腕に熱心にアドバイス。その中で求めたのは、打者の手元で鋭く変化するカットボールの精度向上だ。左腕の持ち球であるスライダー、スイーパーはいずれも変化量が大きいことから「どちらの球種も大きく曲がる球種ですから、小さい変化というのがあるけど、そんなに使ってなかった」と指摘。

 その上で「一軍ではどちらかというと、真っすぐに見えてシャープにキュッて動くボールの方が打者にとっても、少し手元でボールが変化するっていうことが重要になってきてるので、門別にとって来年以降、そういう部分が必要になる」と強調した。

 実際に左腕の先輩である高橋遥人投手(30)や、メジャーで活躍するカブス・今永らもカットボールを投球のレパートリーに取り入れ、打者を翻弄している。藤川監督も「何球かに1回ぽっと投げたカットボールとか、球種を変えながらそのボールの精度が高いという位置まで持っていければいいのかなというふうには思います」と期待を寄せた。

 今季は期待されながらも11試合に登板し、1勝1敗、防御率4・74と本領発揮ならず。来季こそ一軍の先発ローテーションに割って入るためにも、新たな武器の完成度が試される。