代表の舞台でも「盛り上げ隊長」の〝コミュ力〟が光っている。野球日本代表「侍ジャパン」の宮崎事前合宿は4日に2日目を迎えた。活気ある練習風景に井口監督は「チームの雰囲気としていいんじゃないか」とうなずいた。

 チームにとって必要な「盛り上げ隊長」に早くも〝当確マーク〟が出た。DeNAの度会隆輝外野手(24)だ。ノックの際には外野からひと際大きな声を出して活気づければ、走塁練習でも持ち前の明るさでチームを鼓舞。「年代の近い方が多いので、一緒にやっていて本当に楽しい選手がたくさんいる」と充実した様子で語った。

 DeNAでもムードメーカーとして知られる度会。そのコミュ力は合宿初日から発揮された。3日の夜、度会を含めて佐々木(巨人)、山口(ロッテ)、庄子(ソフトバンク)、長谷川(西武)の5人での食事会が行われた。所属球団も違えば佐々木、山口の2人は年齢も異なる。どのように開催に至ったのか。メンバーの一人である長谷川はその経緯についてこう説明した。「(度会が)その場にいたメンバーに『空いてますか』『空いてますか』と誘ってくれて。即席会じゃないですけど」

 複数人で会話をしている中で、度会の誘いにより実現した〝即席メシ会〟。交流がそれほど多くない他球団の選手と、初日から親睦を深められる機会を得られるのは貴重だ。ナインにとってありがたい背番号4の存在。食事会を導いたコミュニケーション能力には、長谷川も「コミュ力ヤバい、バケモンです」と感心しきりだった。

 度会本人は代表でのムードメーカーの役割について「いやもうそんな、僕はただうるさいだけなんで。楽しくやらさせてもらってます」と謙遜。それでも短い時間の中で結束を強める必要がある現チームにおいて、頼りになる存在であることには間違いない。プレーでも、それ以外でも「井口ジャパン」の欠かせない戦力となる。