NPBを経ずに米球界に挑戦する意向を表明しながら、ドラフト会議で巨人から1位指名を受けた横浜高の織田翔希投手(18)について、同校野球部の村田浩明監督(40)は2日、巨人と織田の面談予定について「未定」とし、米球界挑戦を優先する姿勢を改めて示した。
この日は、巨人から3位指名を受けた池田の指名あいさつが横浜高で行われ、村田監督も同席。報道陣から織田の現状について問われると「織田はアメリカの方に決断をして、面談を明後日(4日)からやっていきます」と、MLB球団との面談を本格化させることを明かした。
単独で交渉権を獲得した巨人だが、村田監督は巨人との今後の面談について「織田本人はアメリカのことしか考えていない。ジャイアンツに指名していただいたことは光栄なことですけど、(今後については)未定ですね」と説明。進路決定までの時間が限られる中、織田にとっては優先順位を明確にした対応となる。
巨人にとっては、松井秀喜新監督の就任が織田獲得に向けた大きなアピール材料になるとの見方もあった。松井監督は就任会見で「世界一のピッチャーになる可能性のある選手と、もしかして契約できるかもしれないというチャンスですから。久しぶりにドラフト会議を見てて、ジャイアンツでゾクッとしました。(交渉の場に)私が行くことによって、逆に迷惑になる場合もあるかもしれないので、そこは慎重に。彼の気持ちを第一に考えていきたいなと思います」と配慮を見せつつ、織田獲得には意欲を示していた。
本人が米球界挑戦の意思を公にしていた中で踏み切った異例の強行指名。村田監督は「ジャイアンツは織田が欲しいから指名してきたと思う。思いがあるからこそ指名していただけたのかなと、人としての感情的には感謝しかないんですけど。本人はアメリカと言っているので…」と複雑な表情も浮かべていた。
4日から17日にかけて予定されている面談次第では、巨人との交渉の席に着くことなく、米球界入りを決断する可能性もある。怪物右腕を巡る攻防は、まだ予断を許さない。













