今オフにポスティングシステムでMLB挑戦する佐藤輝明内野手(27)、平良海馬投手(26)、伊藤大海投手(29)の3選手が、運悪くロックアウトの影響で熟考できないまま早期決断する事態に直面している。

 MLBは選手会との労使協定交渉が主にサラリーキャップ制導入をめぐって対立し、12月1日(日本時間2日)をもって旧協定が失効。決裂ならロックアウトが避けられず、一切のメジャー契約交渉がストップする。3選手には45日間の交渉期間が与えられているが、11月中に契約しなければならない。

 短縮交渉となれば、代理人側もマネーゲームができず、現地視察など十分な比較検討もできない。そればかりが契約後もメディカルチェック、家探し、生活環境の準備、ビザ発給の手続きなどすべてにおいて前倒しする必要があり、タイトな日程を強いられることになる。

 特に佐藤と平良は複数球団が関心を示しており、大型契約の可能性もあるが、そうも言っていられない状況だ。米メディア「ジ・アスレチック」は「3選手は厳しい契約期限に直面している。今回、リーグ側は実質的にロックアウト開始前に日本人選手に対して契約するよう求めている」と伝えている。

 ちなみにカブス・鈴木誠也は2021年オフ、ポスティング申請した10日後の12月2日にロックアウトが始まり、翌年3月10日に解除。契約にこぎつけたのは3月18日だった。見通し次第とはいえ、交渉中断なら不安を抱えながら調整だけを続ける日々となってしまう。

 リスクを考えれば、駆け足で決着させる方が賢明な判断と言えそうだ。