阪神の佐藤輝明内野手(27)がポスティングシステムのメジャー挑戦が認められたことを受け、MLB各球団の地元紙や専門メディアは獲得を熱望する報道であふれている。

 そんな中、ホワイトソックス専門メディア「サウスサイド・ショーダウン」は20日(日本時間21日)に「ホワイトソックスは正式にMLBに挑戦する日本人の新たなスーパースターを獲得したいという誘惑に負けてはならない」と報じた。

 その理由はメジャー1年目で35本塁打を放ち、チームのポストシーズン進出の原動力となった村上宗隆内野手(26)の存在だ。

「佐藤は理想的な選手ではない。村上とかなり似ており、ラインアップでやや重複してしまうだろう。村上は日本で最後の2年間の三振率が29・8パーセントで佐藤は27パーセントだった。少し低いとはいえ、高い数字だ」と指摘。村上の三振率が今季35・4パーセントだったことを紹介するとこう続けた。

「佐藤も同様にハネ上がれば30%を大きく超え、ホワイトソックスは村上(196三振)、コルソン・モンゴメリー(31本塁打、227三振)に加えて、パワー重視の三振打者をもう一人抱えることになる。村上のような選球眼や四球を選ぶ実績がないため、三振を(四球で)相殺するのは難しいだろう」

両雄並び立たず…距離を置く佐藤輝と村上宗隆
両雄並び立たず…距離を置く佐藤輝と村上宗隆

 また、守備位置も疑問が残るという。「佐藤が三塁手だとすれば、ミゲル・バルガスがいるホワイトソックスに彼を起用する場所がない。外野の両翼を守れるだけの守備力があるとチーム側は信じる必要がある。しかし、彼は過去4年間で外野手として出場したのは45試合しかない」

 それらを踏まえて「佐藤は村上より若干運動能力が高く、コンタクト率もわずかに上回っているが、両者のプレースタイルは似ているため、佐藤を加えると打線の役割が重複してしまう」と強調。外野手を獲るならランディ・アロザレーナ(マリナーズ)、鈴木誠也(カブス)、イアン・ハップ(カブス)が賢明だとまとめた。

 佐藤争奪戦はヤンキース、ドジャース、メッツ、ブルージェイズ、フィリーズなど10球団以上が繰り広げられると予想されている。