NPBを経ずに米球界に挑戦する意向を表明しながら、ドラフトで巨人から1位指名を受けた横浜高の織田翔希投手について、同校野球部の村田監督が2日、本人の揺るぎないメジャー志向を改めて強調した。4日から17日にかけて、複数のMLB球団と面談を行う予定だという。

 10月中旬に会見を開き、米球界挑戦または米国の大学への進学を目指すことを表明した織田は、今年のドラフトで巨人から1位指名を受けた。この日は、巨人から3位指名を受けた池田の指名あいさつが横浜高で行われ、村田監督も同席。報道陣から織田の現状について問われると、「織田はアメリカの方に決断をして、面談を明後日(4日)からやっていきます。その中でも織田を指名していただいたのは、感謝の気持ちしかない」と説明した。

 織田は10月上旬に開催された国民スポーツ大会終了後に渡米。現地でメジャーの試合などを視察し、米球界の雰囲気を肌で感じた。今後はMLB球団との面談に進む。面談予定のMLB球団は最大「12」とし、保護者同席のもと対面形式で行う予定。「1時間半くらい、しっかり時間をかけて」と説明した。

 さらに「大学も含めながら、メジャーの方の話も聞いて、自分の環境に合ったところを、お母さんも含めて選択してもらう形ですね」と話し、複数の選択肢を比較した上で、進路を慎重に見極める方針を示した。

 また、交渉権を獲得した巨人との面談については「織田に関しては、これから(MLB球団との)面談があるので、申し訳ございませんが控えさせていただきます。今日は池田だけということで」と説明。「本人はアメリカのことしか考えていない。ジャイアンツに指名していただいたことは光栄なことですけど、(今後については)未定ですね」と話すにとどめた。

 村田監督は「親心としては、最初は日本からアメリカという思いはありました。ロックアウトがあったり、壁を乗り越えていかなければいけない」と当初は複雑な胸中だったが、「日本代表で経験して、世界一になりたいという思いが彼を奮い立たせ、そういう決断に至った。僕が彼の人生を止めるわけにはいかないので」と本人の決断を支える姿勢を示す。

 日米から大きな注目を集め、進路を巡るプレッシャーにさらされる現状には「顔にニキビができたりしているので、大変だよな…という話もしました。でも、自分自身が決断したことなので、そこは自分自身で納得するというところを大事にして」と村田監督。右腕の決断を後押しする。