阪神・藤川球児監督(46)が2日の秋季キャンプ第1クール2日目(高知・安芸市営球場)で火の玉流熱血指導を行った。
 
 この日は2023年ドラフト1位右腕・下村海翔投手(24)、早瀬、早川らの投球練習を見守ると、自ら身ぶり手ぶりを交えながらアドバイスを送った。

 中でも指揮官は下村にロックオン。指導の中で重視したのは投じるボールの質ではなく根幹となるフォームだ。「ボールに答えを求めようとするんで、ボールじゃなくてフォームの方でボールに答えを出していくというか」と持論を展開。「投球数がかさんでもパフォーマンスが落ちない投球フォームを少しヒントになればと思って言いました」と説明した。

 さらに捕手・嶋村の位置を通常の18・44メートルから約16メートルに近づけるなど細部にまでこだわった指導を実施。虎将は「18・44(メートル)じゃなくて16メートルぐらいのほうが負荷が下がる。メカニックをとっている」と強調した。

 またドラ1右腕は24年4月に受けたトミー・ジョン手術に加え、その後も肩故障に苦しんできた。藤川監督は「どうしても上半身に頼るフォームになっていて、この秋を待っていたのでね」と明かし「少し課題が多いんで。半年…もうちょっとかかるでしょうね」と長期的な視点での改善を見据えた。

 「長く1年、2年、3年、野球選手としての地盤を作っていく」。現役時代に火の玉ストレートで打者を圧倒した虎将が、指導者として若手投手陣の土台づくりも情熱を注いでいく。