MLBで投手最高額の契約を結ぶドジャース・山本由伸投手(28)が、今後の動向次第ではとてつもない〝損失〟をこうむる可能性があると報じられている。
26日(日本時間27日)に警鐘を鳴らしたのは米メディア「ドジャース・ネーション」。現行の労使協定は12月1日(日本時間2日)に失効し、新協定に選手の報酬総額に上限を設ける「サラリーキャップ」を導入するかどうかで対立が表面化している。選手会側はもちろん猛反発しているが、このまま平行線をたどればロックアウトが確実で、来季の開催そのものも見通せなくなるだけに予断を許さない。
山本はドジャースと2024年から35年まで12年総額3億2500万ドル(約465億円=当時のレート)という長期の超大型契約を締結。トミー・ジョン手術や右ヒジのケガで負傷者リストに134日以上連続で入ることがなければ、6年目を終えた29年オフに契約を破棄し、FA市場に出ることもできる契約内容と伝えられている。
すでに名実ともにドジャースのエースとなっている山本が順調にキャリアを重ねた場合、同メディアは「彼がFA市場に参入し、その可能性を本気で追求すれば山本は5億ドル(約790億円)、あるいは6億ドル(約948億円)に達する初めての投手になるかもしれない」と見積もっている。29年終了時でドジャースとの契約は6年1億7000万ドル(約269億円)が残る計算。しかし、サラリーキャップによる制限が設けられれば、現行ルールで得られる可能性があるメガ契約も幻に終わるとみている。
「サラリーキャップが導入されれば、ドジャースや他の大市場の球団は支出額に制限を受けることになる。ドジャースは山本を引き留めるためにあらゆる手を尽くすだろう。彼自身もロサンゼルスでの生活を大いに楽しんでいるが、チームに残すためには多くの駆け引き、場合によっては年俸の削減が必要になるかもしれない。山本は自身が獲得してきた記録的な高額年俸を維持できるように、サラリーキャップが導入されないことを切に願っているだろう」
同メディアの最大6億ドルの〝試算〟に基づけば、機会損失は途方もない680億円近くに上ってしまうが、果たして――。












