ドジャース・大谷翔平投手(32)の今季はケガとの戦いだった。首、右上腕二頭筋、左膝に痛みを抱え、夏に二刀流調整がストップ。打撃にも大きな影響を及ぼし、ポストシーズン敗退の結果を招く事態にまでなった。

 二刀流による身体への負荷だけでなく、深刻化した際に負傷者リスト入りを見合わせた球団の対応も責任が問われたが、そんな中で米メディア「ジ・アスレチック」のファビアン・アユダヤ氏がその原因について言及している。「彼は二分膝蓋骨(しつがいこつ)という先天的な疾患を抱えていた。簡単に言えば通常は1つであるはずの膝のお皿が生まれつき2つに分かれていた。それを融合させる手術を2019年に受けたが、その部分に不快感が生じ、靭帯の損傷というより膝のお皿の周辺に違和感があるということだ」と指摘した。

 大谷は2019年9月に左膝膝蓋骨の手術を受けている。ロバーツ監督は当初、左膝について「その個所とは違うと思う」としていたが、アユダヤ氏は「手術の影響が今も何らかの形で残っているのではないか、と考えざるを得ない。スライディングなどの負傷ではなく、長年の蓄積の摩耗や遺伝的な問題が要因になっていると思える」との見解を示している。7年前のメスの影響が今になって生じてきたとしたら…。懸念は簡単には解決しないかもしれない。