ドジャースの〝種まき係〟としても人気のスラッガー、テオスカー・ヘルナンデス外野手(34)が今季限りで見納めとなりそうな雲行きだ。

 今季は125試合に出場して打率2割6分7厘、16本塁打、64打点、OPS0・759。来季までの契約に加えてオプション契約も残っているが、成績が年々下降しているだけでなく緩慢な守備も懸案となっている。米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は25日(日本時間26日)にT・ヘルナンデスをトレード候補として報道。最大の理由について「答えは簡単だ」と〝超新星〟ホスウェイ・デパウラ外野手(21)の台頭を挙げた。

 デパウラは9月に負傷者リスト入りした大谷の代役として3Aを飛び越えてメジャーデビュー。11試合の出場ながら打率3割2分3厘、1本塁打、7打点、OPS1・081と強烈なインパクトを残した。チームでは高齢化する主力野手陣が問題となっており、同サイトは「デパウラがマイナーの投手を相手に証明することはほぼ残されていない」。レギュラー定着に向けてT・ヘルナンデスを放出し、デパウラの出場機会を確保するとの見通しを示している。

 また、獲得した球団が来季負担する金額は「1300万ドル(約20億5400万円)」で「年俸総額が少ない球団でもトレード交渉に参加できる妥当な金額だ。外野手のFA市場に魅力を感じない球団、ランディ・アロザレーナや鈴木誠也、佐藤輝明といった大物選手の要求額に応じる気がない球団にとって、興味深い選択肢となるだろう」と〝お手頃価格〟とみている。

 地元紙「カリフォルニア・ポスト」も「3年契約の最終シーズンを迎えるT・ヘルナンデスはトレードされる可能性が最も高い選手」と報じた。ワールドシリーズ3連覇の夢を打ち砕かれたドジャースに容赦ない世代交代の波が押し寄せようとしている。