「SMBC日本シリーズ2026」でソフトバンクに2連敗中のDeNAは、第3戦(27日、みずほペイペイ)からの巻き返しに向け、26日に敵地でピックアップ練習を行った。
4勝先取の頂上決戦で本拠地・横浜での2試合はいずれも延長戦までもつれる接戦。僅差の戦いで勝機を生かし切れず、ここまではパ・リーグ王者の底力に屈した。とはいえ、チームは最大で「15」あった借金を完済し、シーズン終了時には貯金2まで回復。リーグ3位でクライマックスシリーズ進出を果たすと、巨人、そして阪神に無傷の6連勝を飾り、逆境を跳ね返す勝負強さを知らしめた。
劣勢でも揺るがない精神力、ベンチにあふれる一体感など高い組織力はDeNAの強みの一つ。相川亮二監督(50)がシーズンを通して強調してきた「チーム全員で」という戦いぶりを体現させている。その思いはグラウンド外にまで及んでおり、指揮官はチームを陰で支えるスタッフらに〝陣中見舞い〟を手渡していた。
「今季の初めごろ、相川さんが裏方みんなに『使ってください』と靴をプレゼントしてくださったんです」(チーム関係者)
贈られたのは、指揮官自身も愛用するフランス発のウインタースポーツ・アウトドアブランド「SALOMON(サロモン)」のスニーカーだ。色や型番などタイプが異なる靴が約50種類リストアップされ、アナリストやトレーナー、通訳、広報など一、二軍を合わせて総勢50人以上が配られた一覧表から自分好みの一足を一人ひとり選んだという。
「『裏方さんは練習のサポートなどで立っている時間や、歩き回る時間が多いので、足が疲れないように』とおっしゃっていました」(同)。選手が最高のパフォーマンスを発揮できるように日々奔走するスタッフの足元にまで気を配る。そんな指揮官の細やかな心遣いが詰まった〝ねぎらいの一足〟だった。
チーム一丸となって日本シリーズまで駆け上がってきたDeNA。選手もスタッフも足並みをそろえて、敵地で逆襲の一歩を踏み出す。












