巨人がドラフト1位で強行指名した横浜高・織田翔希投手(18)を巡り、日米間での〝綱引き〟が始まっている。
織田は22日のドラフトに先駆けてNPBを経ずにMLBを目指す意思を表明。それでも巨人は将来性抜群の右腕の指名に踏み切り、翌23日にはレジェンドOBである松井秀喜氏(52)の監督就任を電撃発表した。
一方で織田はかねてドジャースへの入団がささやかれてきたとあって、地元紙「カリフォルニア・ポスト」は24日(日本時間25日)、「ドジャースが10代投手のスター獲得に名乗りを上げたことで、日本球界は存亡の危機に直面している」とセンセーショナルの見出しを打って報じた。
また、織田が自身のインスタグラムでメジャー球団で唯一、ドジャースだけをフォローしていることにも着目。さらに「彼の事情に詳しい関係者たちは、彼がまだ決定を下していないと主張しているものの、織田翔希は最終的にドジャースに加入するだろうという見方が広く広がっている」と断じた。
昨オフには岡本(ブルージェイズ)や村上(ホワイトソックス)ら日本球界のトップ選手たちが海を渡った。今オフも3冠王・佐藤のポスティング移籍が阪神球団に認められている。NPBを代表する選手たちの流出が止まらない状況にあるが、織田の場合は日本でデビューしないまま活躍の場を米国に求める異例のケースだ。
同紙は「大谷は高校卒業時にドジャースと契約寸前までいったが、最終的に日本ハムにドラフト指名され、二刀流選手としてプレーする機会を提示されて契約に踏み切った。読売ジャイアンツはNPBドラフトで1巡目指名を織田に当てたが、おそらく同様の方法で心変わりさせられると考えていたのだろう。日本シリーズで22度の優勝を誇る巨人軍はNPB史上最も成功した球団だ。新監督には日本野球史上最も人気のある選手の一人である松井秀喜が就任した。しかし、織田に国内残留を説得しようとする彼らの取り組みは象徴的な『最後の抵抗』という印象を与えている」と伝えた。
織田はドラフト指名直後の段階では意思に変化はないとしていたが、果たして――。












