巨人の松井秀喜監督(52)が24日にジャイアンツ球場などを電撃訪問。練習施設の見学やチーム関係者へのあいさつなどを行った。
あいにくの雨模様の中、スーツ姿でジャイアンツ球場に姿を現した松井監督。この日も多くの報道陣に囲まれながら施設へと入ると、最新の設備を揃えるトレーニングルームやラボを視察したほか、30日から始まる秋季練習に向けた打ち合わせなどを行った。
視察後に報道陣の取材に応じた松井監督は「スタッフの皆さんとまず顔を合わせて、しっかりあいさつして。これからの方針、またスタッフの皆さんからの説明を受けるためにやってきました」とこの日の訪問の理由を説明。これまでのOBとしての立場から監督となってジャイアンツ球場へ戻ってくることとなったが「(監督と)呼んでくださりますけど、まだ違和感だらけですね。全く慣れません」と苦笑いも浮かべた。
ルーキーイヤーの1993年には長い時間を過ごした思い出の地。血と汗と涙がしみ込んだ場所には猛練習の数々の思い出が残っているように思えるが、松井監督が当時を思い出して真っ先に出てきたエピソードはあまりにも予想外なものだった。
「そこに伝書鳩小屋があったんですけどね。鳩がバーっと飛んでいくんですよ。で、時間になると音楽が鳴るんですよね。で、鳩は戻ってくるんです。懐かしいです」(松井監督)
ゴジラが突如語りだした鳩との思い出。松井監督を古くから知る関係者たちも「無類の動物好きとして知られる男だが、流石に鳩に関する話は一度も聞いたことがない」「鳩小屋があったことも知らなかった。本当にあったのか?」と豆鉄砲を食らった鳩のような顔を浮かべるほど謎に満ちたエピソードだが、類まれな記憶力を持つ松井監督が記憶違いを起こす可能性は限りなく低い。
そこで独自に調査を進めていくと、ジャイアンツ球場がある土地一帯は意外にも鳩とのつながりが深い地域であることが分かった。調べによると、ジャイアンツ球場のほか、現在は「よみうりランド」となっている地域近隣にはかつて「よみうりランド合同鳩舎」なる鳩の施設が設置されており、日本における鳩レースの拠点の一つとなっていたとのこと。全国規模の大会も長年に渡って盛んに行われ、まさに球界ならぬ〝鳩界〟の聖地となっていたようだ。
ひも解いて判明した「ゴジラと鳩」の数奇な関係性。鳩小屋こそ今はないものの、2002年オフにメジャーの舞台へと羽ばたいていった男は、24年の時を経て、あの頃の鳩のように古巣へと舞い戻ってくることとなったようだ。













