ソフトバンクの周東佑京外野手(30)が〝エリア23〟の拡大を宣言した。チームは24日に開幕するDeNAとの日本シリーズに向け、23日に敵地・横浜スタジアムで前日練習。初戦は小久保監督が「フライは難しいみたいなので」と口にしたように、時に野手にとっては厄介な強い風が吹く屋外球場となる。この日もマシンを使いながら、野手陣は高い飛球の動き方を確認した。
そんな中で、鷹の守備の要として期待がかかるのが周東だ。球界屈指の脚力を生かした驚異的な守備範囲と、フェンス際で見せる球際の強さ。シーズン中は味方の投手陣を何度も救い、その分パ・リーグ他球団の野手たちに絶望感を与えてきた。
守備における〝鷹の心臓〟ともいえる周東。今シリーズでより期待がかかるのは、普段プレーしない球場であるのに加えて、セ本拠地の開催によりDH制が採用されないことだ。小久保監督は敵地での外野陣容について「レフト柳田、ライト近藤」が基本線であることを明言。チームでも屈指の打撃力を誇る主力2人が〝共存〟することによる打線の破壊力アップを期待した。シーズン中に2人がスタメンでそろって守備についたのは3試合のみ。攻撃に重きを置くだけに、中堅を守る周東への期待が高まるというわけだ。
周東は「彼らにはバッティングに集中していただいて、守りたいと思います」とキッパリ。野手の間に飛んだ打球については「(僕が)行くっすね」と頼もしく口にした上で「近さん(近藤)はそんなにですけど、できればギーさん(柳田)はあんまり動かさないようにして。日本シリーズ中、元気に最後までやってもらえるように」と、縦横無尽に駆け回ることを宣言した。
日本シリーズはスタンドが超満員となり、観客のボルテージも上がるだけに、歓声などで野手同士の声はかき消されやすい。周東は2年前の敵地での戦いを「聞こえづらい。(スタンドからの)声も大きいし、難しい」と振り返った上で、試合では「聞こえるまで出し続ける」と積極的に主張していく。
唯一無二の役割を果たす鷹の韋駄天の存在が、日本一へのカギとなる。













