DeNAは23日に横浜スタジアムで全体練習に臨み、24日から本拠地で開幕する日本シリーズ・ソフトバンク戦へ向け最終調整を行った。
とはいえこの日、球界の枠を超え日本列島最大の話題となったのは、言うまでもなく松井秀喜氏の巨人新監督就任のニュースだった。一報が一斉に世に放たれたのがDeNAの練習時間にあたる正午前後だったということもあり、関係者も含め「えっ! 松井さんが…」「マジかよ」「本気で歴史を変えにいくつもりですね…」「(作家の)村上龍さんが亡くなったってニュースも出た。好きだったのに…」「なんか今日はいろいろあるなあ」と周囲は終始ソワソワとした空気に包まれていた。
「日本シリーズに出場していないセパ10球団は、当該期間中に大きなニュース等を発表してはならない。あくまで世間の話題が球界の頂上決戦に集中するよう協力すること」。
長く球界内で大切にされてきた不文律にのっとり、巨人は日本シリーズ前日となるこの日に、新指揮官就任発表に踏み切った形だが、ニュースサイズはあまりにもメガトン級。その余波はハマスタにまでハッキリと及んでいた。
とはいえ、ひとり冷静だったのはハマの指揮官・相川亮二監督(50)だ。松井氏の指揮官就任について問われても「今はシリーズに集中させてください」とやんわりかわし「また機会があれば、そこでお話しさせていただきますので」と紳士的な態度を崩さぬまま、目の前の一戦に集中する考えを強調する。
「選手たちの雰囲気も変わりなく、全体練習に臨んでくれていた。ソフトバンクはとても強いチームですが、なんとかまずは競った展開に持ち込めば勝機は必ず生まれる」。シーズンを通して一貫していた、柔和ながらも筋の通った対応はこの日も健在だった。













