教訓を生かし、雪辱を果たす。パ覇者のソフトバンクは24日に開幕する日本シリーズでDeNAとの頂上対決に臨む。チームは21日に福岡から空路で関東に入り、22日からは第1、2戦の舞台となる横浜スタジアムで調整する。

 今季のDeNAとの対戦は6月5~7日に行われた交流戦。延長12回に及んだ激戦を制するなど2勝1敗と勝ち越し、データを活用する設備もスタッフも充実しているが、チーム内からは当時と「別チーム」と捉える必要があるとの声が上がっている。

 中でも顕著なのが救援陣だ。6月上旬は守護神の山崎を中心に坂本らが勝ちパターンを形成していたが、夏場を境にブルペン陣を再整備。現在はレイノルズがクローザー、7月に支配下に復帰した浜地がセットアッパーを務めている。阪神とのCSファイナルステージでも馬場や吉野ら、交流戦にはいなかった選手たちが躍動。鷹としては改めてのリサーチが必要となる。

 野手陣に大きな変化はないが、倉野投手チーフコーチは「3、4か月前の状態なんてあまり参考にならない。今の状態をちゃんと把握して分析することが大事。交流戦の時の印象はいったん消した方がいい」とリセットの重要性を説いた。

 2年前は同じく3位から勝ち上がってきたDeNAに下克上を許した。優勝チームから分析を進めていく中で、躍進してきた相手への対策が十分でなかったことも事実。「(3位チームで)対策がやや手薄だった」と当時の敗因の一つにも挙げられている。

 ただ、今年は一昨年と同じく3連勝でCSを突破し、ファーストステージから6連勝で駆け上がってきたベイスターズにじっくりと目を向けてきた。

 リベンジのためにも同じ轍は踏めない。2年連続の日本一に向けて鷹が着実に爪を研いでいる。