巨人のライデル・マルティネス投手(30)が21日、キューバへ帰国する前に羽田空港で取材に応じ、今季を振り返った。

 中日から移籍し、4年契約の2年目を終えた右腕は「WBCがあって、チームに合流するのが少し遅れたのはありましたけど、成績の面でも決して悪いものではないと思うので、全体としていいシーズンになったと思います」と総括した。

 今季は57試合に登板して防御率1・38、42セーブをマーク。3年連続4度目となる最多セーブのタイトルを獲得した。さらに、9月10日の中日戦(東京ドーム)でNPB史上6人目となる通算250セーブを達成し、名球会入りを果たした。

 輝かしい成績を残した一方で、本人はさらなる成長を見据える。「最後の最後で反省しなきゃいけないこともたくさんあった。シーズン最後の、あとひと踏ん張りというところは必要だと思うので、まだまだもっともっと練習しなきゃいけない」と気を引き締めた。

 帰国時の荷物には、チームメートから譲り受けた野球用具も。母国で野球に励む若者たちに届けるため、日本から用具を持ち帰ることを明かした。

 用具について問われたマルティネスは「リチャードにもらったものです」と説明。「キューバはやっぱり物がなかったり、環境が良くなかったりするので、そんなに多くはないですけど、現地で野球をやっている青年たちに、日本から持っていけるものを寄付したいと思って、もらいました」と母国の野球を支える若者たちへの思いも明かした。