阪神・藤川球児監督(46)が21日に行われたドラフト前日スカウト会議後に報道陣の取材に応対。ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を容認された佐藤輝明内野手(27)への思いを語った。
今季は打率3割6厘、106打点、39本塁打で3冠王に君臨した虎の主砲の新たな挑戦を後押しした指揮官は「決して佐藤のわがままじゃなかったし、チームに絶大な効果をもたらしてくれた」と、グラウンド内外での成長が球団の決断につながったことを明かした。
藤川監督は今シーズン、佐藤に対して「自分の中で師匠を持ってくれ」と伝えていたという。「誰も佐藤を指導するということはなくなった。何も言われなくても気がブレることなくできるようになって、日本を代表するアスリートになった。ベストなタイミングだと思う」と目を細めた。
メジャー挑戦を認められるにはグラウンドでの結果だけでなく、日頃の姿勢や立ち振る舞いも重要になる。チームには才木、森下ら将来的なMLB移籍の希望を表明しているナインもいるが、虎将は「行きたいから行かせているわけではなくて、誰から見てもこれはというのが必要」とキッパリ。
佐藤にも「MLBのスカウトは打つ、走るだけじゃなくて、チームに対して貢献しようとしているかを見に来ている」と総合的な成長を求めてきたという。その期待に応えるように佐藤はこの2年間で大きく成長し、チームの中心選手となった。
指揮官は「監督として言えるのは『ありがとう』と、同じプレーヤーだった自分としては『よく頑張った』と」とねぎらい、「そうじゃなかったら自分でも球団でも行かせるとはならないし、ファンの方にも応援してもらえなかったと思う」と語った。
もちろん現時点でメジャー移籍が決定したわけではない。「ファンの方がプレーを見られなくなるのは寂しいと言ってもらえるのは選手冥利に尽きる」としながらも、「最後に決まるまでタイガースでプレーする可能性もありますので、そのあたりは冷静に見ていきたい」と慎重な姿勢も崩さなかった。











