来季のバンテリンドームは〝どえりゃー〟ことになりそうだ。工藤公康新監督(63)が中日で指揮を執ることで球団への期待が急上昇。〝工藤竜〟誕生直後から、ファンクラブ会員の申し込みやシーズンチケット購入に関する問い合わせが急増しているのだ。

 今季は最下位に終わったものの工藤監督の誕生で名古屋はポジティブムード一色。球団公式ユーチューブがアップした工藤監督の訓示動画が470万回以上の再生数を記録し、地元テレビ局でも動向が連日報じられ、6年連続でBクラスに沈んだことなどなかったかのような盛り上がりだ。

〝工藤監督効果〟は営業面にもダイレクトに波及している。関係者によると「工藤監督就任が決定的になってからの10日間で(ファンクラブの申し込みが)その前の10日間よりも3割ほど増えています」という。中日のファンクラブ会員数(非公表)は今年、2007年の開設以来最多を記録したが、工藤監督のおかげで強烈なブーストがかかっている形だ。

 さらに工藤監督就任が決まってから増えているのが「いつから買えますか?」というシーズンシート購入についての問い合わせ。27年のシーズンシートは11月4日から受付開始となるが、例年以上の申し込みがあるのはほぼ確実な状況となっている。

 シーズンシート購入者への最大の特典は、クライマックスシリーズ(CS)と日本シリーズのチケットを優先予約できること。12年(2位)を最後に14年間も特典は行使されなかったが、日本一5度の名将がやってきたことでファンの間で15年ぶりのCS出場、16年ぶりのリーグ優勝への期待が劇的に高まった証しといえそうだ。

 今季の中日の観客動員数は05年に実数発表となって以来、最多となる253万3782人を記録。バンテリンドームで行われた69試合のうち61試合が満員御礼(3万5500人以上)となった。工藤監督誕生でチケット争奪戦はさらに激化しそうだ。