中日の新監督に就任する元ソフトバンク監督の工藤公康氏(63)を巡り、チーム内で新たな動きが起こっている。中日ナインや球団関係者が工藤氏の出演するYouTube動画を見て、新指揮官の考えや野球理論を勉強しようとしている。

 チーム勝ち頭の大野が「就任されることが決まってから僕もいろいろ(工藤氏の出演している)YouTubeを見たりしています」と言えば、球団関係者の間からも「YouTubeを見て改めて工藤さんのすごさがわかった。あれはみんな見た方がいいよ」という声が上がっている。

 特に反響が大きいのがYouTubeチャンネル「和田毅ラボ」で、工藤氏と元ソフトバンクの和田毅氏が一緒に田植えをしたり、対談をしている動画だ。工藤氏が和田氏の質問に答える形で「交流戦でなぜパ・リーグが強いのか」「ベテラン選手の生き残り術」「監督論」「自分に合うフォーム作り」などについて自身の考えを語っている。

 中でも「【直撃】工藤公康さんに直球質問。『オファー来たらまた監督やりますか?』その答えに込められた本音とは?」という動画は工藤氏の中日監督就任が決まったこともあり、再生数が242万回を超えている。

 ソフトバンクから移籍してきた上林を除き、工藤氏と直接話をした経験のある中日ナインはほとんどいない。指揮官を務めた2015年から21年までの7年間でソフトバンクを5度の日本一に導いた名将の考えを予習する上で、〝工藤語録〟を見ることができるYouTubeは最高の教材となっているようだ。