中日の新監督にソフトバンク元監督の工藤公康氏(63)が就任することが8日、分かった。10月に入ってから加藤宏幸球団社長、朝田憲祐球団本部長らが工藤氏に面会し、監督就任を要請。本人から引き受ける意向を得たことを明らかにした。

 工藤氏を招へいした理由について加藤球団社長は「球団OBも候補に挙がったが、今のチームに何が必要かということを考えたときに、外部から経験、知見があってそれをドラゴンズに注入してくれる方が1番現状としてはいいだろうという判断になり、工藤さんに白羽の矢を立てたということです」と説明。工藤氏には「次の(球団創設)100周年に向けて強固なチームを作ってほしい」とお願いしたという。

 今後については工藤氏スケジュール調整をした上で、正式契約と就任会見の日程を決める予定。10月22日に行われるドラフト会議への出席は未定だが、工藤氏は「時間がある限り、顔を出したり、現場と話をしたい」という意向を示しており、秋季練習やキャンプなどスケジュールが許す範囲で現場に参加する見込みだ。

 またコーチングスタッフなどの組閣については「編成であるとかスタッフも含めて(工藤氏から)それは球団の考えでやっていただいて結構ですというようなことはありました。とはいえ、そこはしっかりと相談をして進めていかなきゃいけない部分ももちろんある」と加藤球団社長は説明。球団と工藤監督の間で意見交換を行いながら組閣作業を進めていくことになる。

 6年連続Bクラスと長期低迷が続くドラゴンズだが、ソフトバンクを5度の日本一に導いた名将がどのような手腕を発揮して強いチームに生まれ変わらせるのか。名古屋中の期待が工藤新監督に寄せられている。