中日の新監督に元ソフトバンク監督の工藤公康氏(63)が就任することが8日に決まった。5度の日本一を誇る名将が名古屋にやって来るとあって竜党は早くもワッショイワッショイ。〝救世主〟の期待がかかる新指揮官の正式就任前から〝工藤フィーバー〟が沸き起こっている。
加藤宏幸球団社長は工藤氏から監督就任の内諾を得たことを明かした上で「球団OBも候補に挙がったが、外部から経験、知見があってそれをドラゴンズに注入してくれる方が一番現状としてはいいだろうという判断になり、工藤さんに白羽の矢を立てた」と招へい理由を説明。球団と工藤新監督の間で意見交換を行いながらコーチングスタッフなどの組閣作業を進めていく予定だ。
工藤氏の就任が決まると名古屋のテレビ各局は夕方のワイド番組のトップで報道。工藤氏の母校・愛工大名電高時代の秘蔵映像やロケの模様などが放送された。地元テレビ局関係者は「各局とも新監督への番組出演依頼を行っているはずです」とし、工藤氏のもとにはテレビ出演のオファーが殺到しているという。
中日で選手、コーチ経験のない外部からの監督就任は1984年から3年間指揮を執った山内一弘氏以来だが、名古屋出身とあって工藤氏に外様感は皆無。それどころか2013年以来、14年連続でクライマックスシリーズ出場ナシのチームを救う存在として期待度は早くもMAXだ。
二軍監督や一軍作戦コーチ、球団代表などを務めたOBの井手峻氏(82)が「野球はやはり投手力。工藤新監督は投手運用に長けているから期待できる。頑張ってほしい」と応援すれば、元バッテリーコーチの金山仙吉氏(74)も「5回も日本一になるのは運も実力もあるから。ずっと低迷している中日を救ってほしいとみんなが願っている。もちろんOBみんなで支えていきたいね」と全力バックアップを約束した。
中日は今季の主催ゲームで05年にNPBの観客数が実数発表となって以来、最多の253万3782人を動員したが「工藤新監督になったことで来年はさらにチケットが取れなくなるんじゃないか」(金山氏)と心配の声も出ている。この日は2年ぶりの最下位が決定したが、すでにポジティブモードに突入している。












