ドジャースの大谷翔平投手(32)は14日(日本時間15日)、本拠地ロサンゼルスでのブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦に「6番・DH」で先発出場した。大谷が6番で出場するのはエンゼルス時代の2020年9月19日のレンジャーズ戦以来6年ぶりだ。

 ロバーツ監督は試合前の会見で6番で起用した理由を「打線のバランスを最もよくするため」と説明した。

 この日はタッカーを4番、パヘスは5番、スミスは7番と打順を組み替えた。指揮官は左右の打者を分けて「相手が打線を組み立てにくくする」狙いがあるとし、「翔平も納得している。勝つために必要なことなら、何でもやる」と話した。

 ここ数日、会見では大谷についての質問が集中している。大谷をマネジメントする難しさについて問われたロバーツ監督は「彼はどの選手とも違う。それは、野球に限らず今のスポーツ界でと言っていいかもしれない。世界的な存在だから、彼のすることは何でもニュースになる。言葉には気をつけないといけない」と注目の大きさに触れた上で、「人として、これ以上チーム思いで協力的な選手はいない」と強調した。前夜も遅くまで球場に残ってスイングを調整し、チームメートと勝つための方法を話し合っていたことを明かした。

 大谷の様子についても、「昨日はさらに集中していた。いつもと違って見えた。強い決意を感じた。控えめに言っても、そうだった」と語った。

 敵将マーフィー監督は大谷が6番に下がったことについて、「選手が結果を出せていなかったり、本来の力を発揮できていなかったりするときは、打順を少し下げて、ほかの選手に上位で打つチャンスを与え、打席数を増やすことが助けになる場合もある。特に何とも思わない」と話した。一方で大谷については「打席に向かえば、やっぱり大谷だ。去年、私たちは彼に敗退させられた。これははっきり言える。彼のことは忘れない」と警戒を崩さなかった。