巨人の〝強行指名〟にも、最速157キロ右腕の決意は微動だにしなかった。横浜高の織田翔希投手(18)が22日のプロ野球ドラフト会議で巨人から1位指名を受けながら、米球界への直接挑戦を改めて明言。全国生中継で飛び出したのは、笑顔なき事実上の〝拒否回答〟だった。
織田は同日放送のTBSテレビ「プロ野球ドラフト会議2026」に横浜高から生中継で出演。指名を受けた心境を問われると「指名していただきまして、正直びっくりしております」と淡々と口を開いた。「非常に光栄な指名をいただきましたが」と感謝を示した一方、「アメリカに挑戦する気持ちは全くぶれません」ときっぱり。一切笑顔を見せず、表情も変えることなく、日本球界入りではなく渡米を目指す姿勢を貫いた。
織田は先日の会見で、日本のプロ野球を経ずに米国で世界一の投手を目指す意向を表明。MLB球団とのマイナー契約だけでなく、米大学への進学も選択肢に挙げていた。NPB12球団との面談も踏まえて出した結論だった。今回の1位指名は、その決断を承知した上で巨人が踏み切った異例の一手だった。
番組では俳優の小泉孝太郎から、日本で経験を積んでからメジャーを目指す道も考えたかと質問が飛んだ。織田は「これまでたくさん悩んできた中に、そういった思いも正直ありました」と吐露。それでも現在の気持ちに迷いはないかと重ねて聞かれると「そうです」と即答した。
もちろん、指名された段階で入団拒否が正式に決まったわけではなく、巨人には交渉の余地が残る。ただ、全国生中継で米国挑戦への思いを改めて言い切った18歳。その揺るぎない意志を覆すのは、容易ではなさそうだ。












