22日のプロ野球ドラフト会議で巨人から単独1位指名された横浜高の最速156キロ右腕・織田翔希投手(18)に関する米報道が過熱してきた。ニューヨークメディア「ヘビー」は22日(日本時間23日)、「ヤンキースが日本の高校野球の怪物投手の獲得レースに参戦か」との記事を掲載。「ニューヨーク・ヤンキースが日本の横浜高校に所属する右腕、織田翔希の獲得に関心を示しており、争奪戦に加わっているという」と伝えた。

 ヤンキースでは昨オフ、23年間にわたり国際市場の中心を担ったドニー・ローランド国際スカウトディレクターが退団。マリオ・ガルザ氏を新たなディレクターに昇格させたが、今年1月にはヤンキースと契約する予定だったドミニカ共和国出身の遊撃手ワンディ・アシグをメッツに奪われるなどここまで4人のトップクラスの有望選手を逃している。

 同メディアは「ヤンキースは野球運営およびスカウト活動において、アジア市場での存在感をさらに強めようとしている。ヤンキースは世界各地から才能ある選手を発掘し、将来の戦力パイプラインを構築しようとしている。その中で、日本でプロキャリアをスタートさせるか、それともMLB球団と契約するかという決断を控えている選手の一人が織田である」と指摘。名門の威信にかけ、織田獲りに全力を尽くすという。

 契約が見込まれていた有望選手を次々と逃した結果、ヤンキースはMLB全30球団の中で最大の国際契約ボーナス枠(契約金プール)を保有している。ヤンキースの国際契約ボーナス枠はMLB最高額の296万7500ドル(約4億7000万円)に設定されており、これも追い風となりそうだ。

 MLB球団が織田と契約を結ぶ場合、12月15日までの「国際アマチュア・フリーエージェント(FA)契約期間」内に行う必要がある。果たして織田はどんな決断を下すのか。