阪神は今オフ、藤本一軍総合コーチ、小谷野一軍打撃チーフコーチ、上本一軍打撃コーチ、梵ファーム打撃コーチら4人が一斉に退団。打撃系コーチが一斉に辞職を申し出る異例の事態に、秋の猛虎は大きく揺れた。

 新ヘッドコーチには、平田勝男二軍監督が配置転換される形で就任した。タテジマ一筋45年。指導者としても四半世紀以上のキャリアを誇る叩き上げの男だ。球界OBの高木豊氏は「星野さんにしっちゃかめっちゃかやられ、野村さんにはキュウキュウに絞られ、岡田さんには気を遣いまくり…。アイツは七変化だよ」と虎の大番頭の適応力を自身のYouTubeチャンネルで評価。「忍耐力しかない(笑い)。厳しい監督につくとさ、話してくれないんだよね『(小声で)ちょっと待ってください今は…』みたいにさ」とその人となりを語る。

「想像の域だけど連覇したのにこれだけ多くのコーチが辞めたってのは上手くいってないところがたくさんあったんだろうな」と私見を語った高木氏だが「野村さん、星野さん、岡田さんに仕えたら少々何があっても大丈夫だよ。年齢的にも67歳。そこらへんでブチ切れるか、ハアハアと聞き流せるかどっちかだと思う」と期待を寄せる。

 藤川監督も、46歳の若さながら、歴代の虎指揮官に負けず劣らずの〝クセ強派〟。高木氏も「これだけコーチが辞めて、(新たな)人が中に入っていくのは勇気が要るよ。『人材がいないから平田、一肌脱いでくれ』ってお願いされたのかもな。想像の域だけどさ」と猛虎の内側に思いをめぐらせた。