阪神・立石正広内野手が、2日に高知・安芸で行われた秋季キャンプで二塁の守備位置に就き、シートノックなどを行った。虎のプロスペクトはプロ1年目の今季、本職としている三塁や外野手としての起用がメイン。大学時代は二塁を守っていたこともあるが「久しぶりだったので距離もあるし、難しかったですね。普段やらない動きも入ってくるので、新鮮で良かったです」と振り返った。
練習終了後、藤川監督は「どうしてサードベース確定なんですか?」とニヤリと笑い「セカンドを守れる球場もたくさんある。これはチームのバランスのひとつでもありますね。いくつかのポジションができるってのは今は普通にツールとしてあることなので」と説明。田中内野守備走塁コーチは「立石の守備位置は三塁が中心になるが、二塁守備(の経験)が三塁に生きることもある。これからも守らせる」と語った。
虎の二塁は、中野拓夢内野手(30)の〝指定席〟。2023年から4年連続で全143試合に出場しており、ベストナインゴールデングラブ賞のタイトルも複数回受賞している。だが、その存在感があまりにも強いこともあり、チームの二塁バックアップ要員は手薄になっているのも実情だ。
中野は今季後半からコンディション維持などを理由にスタメンから外れる試合が増えてきたが、代替選手の選定にチームは苦慮。「チーム力全体の底上げ」をテーマとする今秋のキャンプでは、立石だけでなく、各選手の起用の幅やベンチの選択肢を増やすことも重要な課題だ。
正三塁手・佐藤もメジャー挑戦のため、今季限りでタテジマを脱ぐことが決定的。立石はその後釜として期待される立場だが、長丁場のシーズンでは何が起こるか分からない。真価が問われる藤川政権3年目へ向けて、準備は着々と進められている。












